みやぎ禁煙指導研究会

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第二回みやぎ禁煙指導研究会のご報告

NPO法人禁煙みやぎ
理事長 山本蒔子

 

 禁煙みやぎでは、地域における禁煙指導や禁煙治療の普及のために、第一回みやぎ禁煙指導研究会を昨年開催致しました。今年も第二回みやぎ禁煙指導研究会を会員の皆様へのご案内のように、11月30日に開催しました。宮城県医師会や宮城県薬剤師会の会報にもお知らせを掲載させていただきました。昨年同様に、医師、歯科医師、薬剤師、看護師および保健師の多職種の皆様にご講演をお願いしました。今回の参加者は60名で、昨年よりも少し増えました。
 仙台市薬剤師会の佐々木慎一氏は、地域密着型薬局を、「ハートヘルスプラザ」と愛称を付けて、禁煙・受動喫煙防止の啓発活動をされており、その内容を話されました。また、学校に出向いて、子供たちのために「防煙教室」を実施していることも紹介されました。
 歯科医師の庄司 茂氏は「喫煙が関わる歯科疾患」を話されました。歯周病では嫌気性菌が増えていて、歯周病を治療することによって、リウマチや糖尿病も良くなることを紹介されました。
 元角田市保健師の都築美智子氏(金上仁友会介護老人保健施設 看護師)は、角田市における取組として、タバコに関する情報の発信、小中学校での医師による禁煙教育の実施、企業への禁煙支援などを実施した結果、喫煙率が低下した事をまとめられました。当日ご都合が悪くなり、金上仁友会金上病院看護部長の杉原悦子氏が代理で発表されました。
 最後は「国民病としてのCOPDとタバコ」を宮城県医師会理事の米谷則美先生が講演されました。COPDは喫煙者の15~30%に発症するので、患者数は530万人と推定されるが、認知度が低く治療されないままになっている。高齢社会において、健康な高齢者を増やすために、禁煙・受動喫煙防止が大切であることを強調されました。
 参加者からは、多職種の取り組みを知る機会が持てて、大変有益だったとの感想が寄せられております。4人の講演者のご許可を頂き、実際のスライドも掲載出来ましたので、詳しい内容はスライドをご覧いただきますようお願い致します。禁煙みやぎでは来年もこのような研究会を予定しておりますので、来年も多くの方々の参加をお待ちしております。

 

プログラム

 

第二回みやぎ禁煙指導研究会

 

日 時 : 平成29年11月30日(木)18:30~20:30
場 所 : エル・パーク仙台 5階セミナールーム
会 費 : 500円 
主 催 : NPO法人禁煙みやぎ


山本蒔子理事長の挨拶

テーマ『医師、歯科医師、薬剤師及び保健師による禁煙支援』

 

 

1. 仙台市薬剤師会の禁煙・防煙に対する取組の現状

  佐々木慎一氏 
  仙台市薬剤師会 常務理事

  「仙台市薬剤師会の禁煙・防煙に対する取組の現状」 (PDF)

 


 

2.喫煙が関わる歯科疾患

  庄司 茂氏
  東北大学歯学部歯内歯周科非常勤講師

  「喫煙が関わる歯科疾患」(PDF)

 



3.禁煙支援の経験から~地域に広める禁煙対策~

  都築美智子氏 
  金上仁友会介護老人保健施設ゆうゆうホーム(角田市)
  看護師長

  「禁煙支援の経験から~地域に広める禁煙対策~」(PDF)

 


杉原悦子氏 (都築美智子氏 代理)

4. 国民病としてのCOPDとタバコ

  米谷則美先生 
  米谷医院(涌谷町)、宮城県医師会理事

  「国民病としてのCOPDとタバコ」(PDF)

 

 


会場風景

後援(予定):宮城県医師会 宮城県歯科医師会 宮城県薬剤師会
       宮城県看護協会

認定:日本禁煙学会認定 5単位 
   宮城県薬剤師会認定禁煙支援・指導薬剤師更新研修

 

 

 

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